今週末はいよいよ夏の大一番・札幌記念ですね。
楽しみは何と言ってもモーリスの参戦です。世界を制圧したチャンピオンマイラーが、果たして2000mでどんな走りを見せるのか。
別路線のトップホースの参戦は、間違いなく競馬の醍醐味の一つ。古くは88年の有馬記念、マイル王のサッカーボーイが参戦してきて、子供心に「タマモクロスやオグリキャップ、そしてスーパークリークとの力関係はどうなんだろう?」とワクワクしたものです。
最近ではロードカナロアが安田記念に駒を進めて、トップマイラーを蹴散らしたのには興奮しました。
この話題になると、実現して欲しかったタラレバがあります。
98年の毎日王冠。快速サイレンススズカに3歳のエルコンドルパサー、グラスワンダーが激突したこの一戦は、本当にワクワクしました。レースはサイレンススズカの圧勝に終わりましたが、ここにタイキシャトルが参戦していたらどうなっていたのだろうか? 結局、一度も1800m以上の距離を使うことなく引退してしまったので、このタラレバの答えは永遠に出ることはありません。
もちろん、適性を見極めて最大限のパフォーマンスを発揮させることも重要ですし、敢えて別路線に進むのは勇気がいることです。だからこそ、モーリスの挑戦が実りあるものであってほしいと願います。